追記(8.5)

結局sirokaze氏は逃げまくっているだけなんですよね。私は最初から最後までずっと「南京事件発生当時の人口の確実なところは分かっていないというのが歴史学界の通説なのに、根拠レスに20万と断定してそれを前提に30万人を殺すことは出来ないと言い張ることは欺瞞である」と言い続けてきました。繰り返しますが私の立場は「南京事件当時の人口は分からない(民間人だけで最大50万まで諸説ある)」です。

つまり「分からない」とされているところに「いや、20万しかいないことは確実だ」と言い出したのはsirokaze氏ら否定派なのですから、それを立証する責任は否定派にあります。史料に基づき20万人しかいなかった(20万以上はありえない)という証明をする責任が。もっとも歴史家が寄ってたかって出来ないものが、彼らに出来るとは到底思えないのですが。

ちなみに「20万」というのは南京市の南京城内にある安全区に集まったとされる難民の数であるのですが、(正確な数はともかく)安全区外にも残された市民・難民がいたことは多くの証言からほぼ確実であり、「20万しかいなかった」という説こそほとんどありえない説です。

さて。にもかかわらずsirokaze氏はいまだに私に「絶対に30万以上いたというならそれを立証しろ、そうでなければおれの勝ちだ」と吼えまくっています。要するに「自分の立証責任から逃れたいが為」に、私の主張・立場を歪曲してひたすら逃げ続けているわけです。

私は「可能性としては最大50万まである」と主張し、その可能性が成立する合理的な根拠を示しました(既述の通りです)。とすれば「絶対に20万人しかいなかった」とするsirokaze氏はその可能性が成立しないということ・不可能であることを立証しなければなりません。それが議論というものです。もちろん彼はそれをすることが出来ずに、「しまうまの議論では50万人が確実にいたとは言えない」などと見当違いの難癖をつけてまともな史料一つも提示しようとはしません。自覚的にやっているとしたら哀れですが、マジでやっているのならばかなりアレな人と言えます。